日本最東端の絶景路線 花咲線
皆さんこんにちは!
本日は日本最東端の街根室まで伸びる、おすすめのローカル線をご紹介します!
それが花咲線になります!
根室本線のうち釧路〜根室までの愛称で、地域探索鉄道といった名前でもPRされています!
沿線には、ラムサール条約登録地の湿原や森林、牧場に太平洋があり、車窓としても飽きることはありません!
湿原の街釧路から約2時間半の旅になります!
特急列車はありませんが、快速ノサップという列車は走っていて、若干所要時間に違いがあります。
ちなみに根室までは1日6本しかありません!
途中の厚岸(あっけし)までも8本です。
釧路駅の駅弁さばのほっかぶりずしを買いました!
コリコリした大根がアクセントになって美味しかったです!
駅を出てすぐ釧路川を渡ります。
湿地帯や広がる平原などがはじめの車窓には多く出てきます!
割と早い段階で、何度か電波が繋がらなくなります笑
厚岸(あっけし)が近づくと、太平洋沿いを走るようになります!
森林地帯を抜けて一気に海が広がるところでは、車内でもシャッター音が多く鳴り響きました。
夏場には昆布を干す景色も見られるようです!
厚岸は牡蠣の名産地で、駅弁のかきめしは大変な人気を博しています!
厚岸を出ると、絶景ポイントである『別寒辺牛湿原(べっかべうし)』地帯を抜けていきますので、寝過ごし厳禁です!笑
まずは、先程から続く太平洋沿いをそのまま進んでいきます!
しばらくすると河口部に差し掛かり、海がだんだんと湿原に変わっていきます!
車窓右側に湿原地帯が長く続きます。
湿原地帯を抜けると、再び平原や森林が続くエリアになります。
ところどころで牧場があり、サイロや牧場ロール、牛などが目に入りました!
後ろからも車窓が楽しめるようになっているので、座り疲れたら軽く歩きつつ新鮮な視点から絶景を楽しむことも出来ますよ!
◆日本最東端の駅 東根室
終点根室の1駅手前には、日本最東端の駅である東根室駅があります!
本数が少ないので、降りる場合は歩いて行くか数時間後の列車を待つか、根室に行かずに戻るかなどの対策を考えなければいけません笑
◆根室駅
次の駅が終着の根室駅です!
線路の形が根室付近で半円を描くように西側にもどるため東根室の方が東側になっています。
最東端の街や最東端の“有人駅”としてPRされていました笑
駅の外観はこのようになっています!
駅前の観光案内所では、最東端到達証明書を貰うことができますよ!!
この観光案内所にはお土産屋さんもあり、納沙布岬に行くバスも発着しています!
観光案内所の外のこちらの乗り場から発車します。
チケットを事前に往復で買えるので、買ってしまった方がいいでしょう!
いかがでしたでしょうか?!
本州ではなかなか見ることが出来ない、素敵な景色や感動を味わうことが出来る路線だと思いますよ!
ぜひ最東端納沙布岬に行くついでに、一緒に乗ってみてはいかがでしょうか!?
ありがとうございました!!
会津若松のご当地グルメ ソース“カツ丼”
みなさんこんにちは!
皆さんにとって『カツ丼』といったらどんなものを想像しますか!?
多くの方は卵でとじたあの黄色いカツ丼をイメージしますよね!
しかし、会津若松ではソースカツ丼こそがカツ丼として愛されているんです!!
今日はそのソースカツ丼についてご紹介します!
会津ソースカツ丼の会によりますと以下のように書かれています!
会津でカツ丼といえばソース味のカツ丼があたり前。
ソースカツ丼とは戦後、洋食屋さんから広く作られるようになったと言われているが、その由来はまだ解明されていません。
会津の食堂に入るとソースカツ丼があります。その店のガンコ親父が苦労しながらプライドを持って作っているので、一軒一軒がそれぞれ違った味とスタイルを持っています。ソースカツ丼の味くらべをしてみてはいかがでしょうか?
ということです!
ちなみに私が会津若松に行った際に食べたのは、駅前にある『マルモ食堂』さんでした!
そこではこのような“カツ丼”を頂くことが出来ました!
本当に美味しかったですし、お店の方もとても親切でした!!
みなさんも会津エリアに来た際は、ぜひ食べてみて下さいね!!
そして、食べ比べをして、お好みのカツ丼を探してみてはいかがでしょうか?!
ありがとうございました!
青函連絡で栄えた街 青森 【駅チカ観光地】
皆さんこんにちは!
本日は青森駅周辺で楽しめる駅チカの観光地をご紹介します!
現在、航空機や鉄道網が発達し、結果として北海道との青函連絡の玄関口としての青森県の存在は薄れてしまっています。
しかし長い間、北海道との連絡の拠点という重要な役割を果たし続け、特に高度経済成長期以降は様々なドラマや歴史を作ってきたとても重要な場所なんです!!
今回はそんなに青森駅周辺の歴史も一緒に学べる観光地も多く紹介していきます!
【街の玄関口 青森駅】
こちらが青森駅です!
奥に見える橋は、市内のシンボルの1つであるベイブリッジで、なんと駅の上にかかっています!
現在の青森駅舎には、青函トンネル開通前の連絡船時代の面影を多く残す遺構などが多く見られます!
このとてつもなく長いホームもその一つなんです。(橋の南北の二枚の写真を足した長さです)
改札近くにはこんな青森らしいりんごジュースだけの自販機もあるので、お見逃し無く!!
このりんごジュースは、なかなか力を入れて作られたものらしく、質がいいのに安いことで知られています!
一見、青リンゴと赤りんごが大量に売られているように見えるのですが、よーく見るとなんと様々な品種の製品があることが分かります!
ぜひ好みの品種を見つけてみてください!
『お土産や特産品をみたい・買いたい!』という願望と『展望台から市内を見てみたい!』という願望の二つを一気に満たすことが出来るのがこのアスパムです!
海沿いにある三角形の特徴的な形の建物です!!
1階には、かなりの数のお土産屋や特産品ショップなどが並んでいます!
2階も青森を楽しめる展示などがあります!
そして、13階は展望フロアになっていて市内だけではなく、津軽海峡方面も一望することが出来ます!!
青森のシンボル、青函連絡船の八甲田丸やベイブリッジなどが見えます!
海上の要衝として知られる津軽海峡、そちらの方面を見るとかなり多くの船舶が行き交っているのを見ることが出来ました!
こちらは太平洋側、
こちらは南側の景色です!
【ねぶたの家 ワラッセ】
旅東北公式観光HPより
青森のウォーターフロントエリアにある、青森ねぶたの保存伝承の拠点として建てられた施設です!
館内には多くの作品が展示されており、ねぶた祭りの時期でなくても、迫力あるねぶたを体感することができますよ!!
自分は写真でしか見たことがなかったのですが、思っていた以上に立体的で、奥行きがあることは知りませんでした!
祭りでは見ることの出来ない内側の構造も見ることが出来ました!
【青森ベイブリッジ】
まずは先程触れたベイブリッジのご紹介です!
この橋は、ベイブリッジというように湾によって阻害されている市内の交通(とりわけ貨物物流)の活性化のために作られた橋です!
歩道も着いていて、駅の近くからでも登れるようになっています!
かなりの高さがあり、ここからでも市内を一望出来ます!
支柱部は青森の【A】がイメージされているそうです!
橋の上から古そうな船も見え、線路が船まで続いています。
そして、とっても長いホームも海の方へ続いています。
現在、青森駅は行き止まり式の構造になっていて日本海側からも太平洋側からも、北海道方面に行くにはかなり面倒な構造になっています。
しかし、これこそが青森を作ってきた歴史を知る重要な手がかりになります!
基本的に長くても4両ほどの列車しかやってこない駅のホームはとにかく長いです。
ちなみに橋の上はこのようになっています!
【青函連絡船 八甲田丸】
先程も触れました青森のシンボル八甲田丸です!
ここから青函連絡船についても一緒に触れていきたいと思います!
実際に中に入って見学することも出来ますし、駅周辺でも多くの名残を見る事が出来ます!
ベイブリッジを超えて、港まで届きそうな勢いのとても長いホームや不便な形の駅。
これは、そのまま楽に船に乗り換えたり、鉄道ごと船に乗せてしまうことができるように青森駅が作られた名残りなんです。
長いホームの先端に行くと、連絡船という文字が残されていて、かつての連絡船時代を味わうこともできます!
ホームから見るとこのように連絡船側に繋がっています!
現在はふさがれてしまっていますが、ホームの先端には階段があり、今でも連絡船まで伸びる歩道橋に繋がっています!
かつての青森は北海道に行く人のほとんどが利用していて、東京などからの長距離の鉄道が着くたびに連絡船に乗換える大勢の人達で賑わいました。
かつては駅付近の多くが、港と直結していて超広大な鉄道用地が広がっていました!
駅前の再開発エリアは、ほとんどが青函連絡船や鉄道関連の土地だったんです。
今ですらかなり広い青森駅でしたが、過去の写真を見るとその何倍もあり、本州と北海道を結ぶ超重要な拠点であったことが伺えます!
ちなみにこのかつての面影を遺す青森駅舎は新しい物に変わってしまうそうで、工事中でした!
さて、船内に入っていきましょう!
かつての青森駅周辺の連絡船関連の施設についての説明がありました!
特殊な橋を介してこのように船内に直接車両が乗り込めるようになっています!
船内には実際に何両かの車両が置いてありました!
船の中で動かないような特殊な設備が必要だそうで、今でも実は着いている車両があるらしいです。
当時の様子が再現されたコーナーもあります。
当時のグリーン席の椅子なども所々置いてあって、グリーン席の中でもいくつかランクがあったみたいです!
国鉄の船なのでグリーンという言葉や座席などはかなり鉄道に近いものを感じました!
こちらは連絡船名物の飾り毛布です!
数十種類もある飾り毛布は、なんと技術は見て盗むという形で継承されてきたそうです。
中には会議室や豪華な部屋、寝台室などもありました!
操舵室に入ることもできます!
間近でなかなか実際の計器などを見ることが出来ないので、とっても面白いです!
順路の最後に、甲板の上に上がることができるようになっています!
煙突展望台という興味深いものもあり、さらに高いところから青森を見渡すことができます!
煙突の中に入れる機会はなかなかないですよね(笑)
船の中で一番高い部分なので、駅から伸びる連絡ルートもよく見えます。
最後にはエンジンルームも見学できます。ここが船の心臓部です。
そんな歴史を色濃く残す青森駅周辺ですが、その一番の中心である青森駅は新駅舎に生まれ変わってしまうそうで、工事中の風景やありがとう企画などを多く見ることが出来ました!
見に行くなら今のうちの方がいいかもしれません!
非常に長い間、本州側の北海道への玄関口として機能してきた青森、新幹線網や航空網の発達によって青森駅を経由する人はかなり減ってしまいましたが、それでもなお本州最北端の地域として発展を続ける青森の原点を探してみてはいかがでしょうか!?
また、時間のある方は他にも駅チカだけでない魅力も多くあるので、そちらも楽しんでみてください!
ありがとうございました!!
日本最東端の駅!根室駅&東根室駅!【最〇端の駅シリーズ】
皆さんこんにちは!
前に紹介しました花咲線の末端部、最東端の2駅によりフォーカスしてご紹介させて頂きたいとおもいます!
◆日本最東端の駅 東根室
まずは、日本最東端の駅として知られる東根室です!
こちらは無人駅なので、ホームに駅名標、最東端の碑がいくつか立っているだけの駅です!
本数がとても少ないので、根室や納沙布岬などに行く際は相当頭を悩ませると思います。
私は納沙布岬からのバスで途中下車し、ひたすら走って無理やり東根室を訪れ、根室まで行き折り返すということをして、両立を成し遂げました笑
北海道のローカル線ででよく見られる木製のホームはとても風情がありますね。
ちなみに駅前はこのような感じになっています!
1駅さらに進むと、終点根室駅です!
こちらは有人駅で、観光関連施設が駅前にありそれなりに栄えています!
最東端の街や、、
朝日いちばん近い街など様々なキャッチコピーで根室がPRされていました笑
駅前にある観光協会にて、最東端到達証明書がもらえますのでお忘れなく!!
ちなみに日本最東端の地、納沙布岬はここからバスで約45分です!
以上になります!
日本最東端の駅、ぜひ制覇して下さいね!!
きりたんぽとハチ公のふるさと 秋田犬のまち 大館【駅チカ観光】
皆さんこんにちは!
本日はハチ公のふるさととして知られる、秋田県の大館の駅チカ観光情報を紹介致します!!
タイムリーな話題ではハチ公の縁で、渋谷のシンボルが贈られたり、、、なんてこともありましたね!
有名な駅弁も最後に紹介しますのでお楽しみに!!
市の玄関口になる大館駅は、東北を縦貫する奥羽本線と盛岡方面への花輪線が乗り入れています。
駅の中にも、さっそくハチ公に関するものがありました!
ハチ公神社もホーム内にあります!
大館駅の観光駅長も秋田犬が務めています!
こちらが駅舎です!
駅前には秋田犬の像がありました!
1匹ではなく結構たくさんの数がいますね笑
【秋田犬の里 大館市観光交流施設】
駅から歩いてほんの2.3分!
渋谷と同じハチ公が入口付近にいる建物があります!
実はこの外観は、ハチ公がご主人の帰りを待っていた渋谷駅の二代目駅舎を模したものなんだそうです!!
ここは2019年にオープンしたばかりの、秋田犬という存在に触れて親しんでもらうための施設です!
秋田犬は、飼い主には忠実ですが、飼い主やよく知っている人以外になつかない場合が多いです。塩対応と思われるかも知れませんが、それもまた「秋田犬の姿」です。
そのため、飼い主やよく知っている人以外に触られたりするのが苦手な秋田犬も多いです。より多くのお客様に「秋田犬の姿」を楽しんでいただきたく、また、秋田犬の健康面とお客様の安全に配慮し、当館ではいわゆる「ふれあい」を行っておりませんのでご了承くださいませ。
というように、実は基本的にふれあいは行われていません!
ただ、飼い主さんのご好意で平気な子だと外で散歩中などに触らせてもらえることもあります。(その場合もちゃんと許可をとって優しく接しましょう!)
秋田犬を飼育している方々が、自分の犬をここに連れてきてくださって、それを見ることができます!
秋田犬の飼育や保存はなかなか難しいそうで、後継者不足なども問題になっているそうです。
【渋谷のシンボル青ガエルがやって来た!】
この写真の裏に写っている緑色の車両。
どこかで見た覚えがありませんか?
そうです!これは長らく渋谷のシンボルとして、ハチ公改札の周辺に置かれていた通称『青ガエル』という保存車両なんです!
ハチ公という縁があり、渋谷駅エリアの再開発に伴い、2020年の8月6日に大館にやって来ました!
【お土産コーナー】
観光施設ということで、お土産コーナーも充実しています!
秋田犬グッズやぬいぐるみ、地元ならではのお土産に地酒など数多く取り揃えております。
ぬいぐるみも沢山あるので必見ですよ!!!
秋田犬に関するミュージアムも併設されていて生体や歴史などを学ぶことができます!
結構知らないことも多くて、理解が深まるとてもいい機会になりました!
この秋田犬タワーも見所ですよ!!
【町中で秋田犬に会えるかも!?】
シフトが終わった飼い主さんや秋田犬がお散歩しているのも運がいいと見ることが出来るかもしれません!!
【大館の名物駅弁 花善のとりめし】
大館の駅弁として大変有名なとりめし!
これを定食として、ホカホカで楽しめる場所がこれまた駅前にあります!
これが花膳のお食事処として、最近リニューアルされたばかりの新しい施設です!!
なかなかホカホカで食べれる機会は無いので、ぜひ降りられたら食べてみることを強くオススメします!!
いかがでしたでしょうか?
青春18きっぷや北海道&東日本パスを使われる際などには、ぜひ寄ってみてください!!
どちらの施設も駅の目の前にあるので、らくらく駅前観光が楽しめますよ!
ありがとうございました!
北海道開拓の歴史 網走監獄
本日は網走の一大有名スポット!
網走監獄のご紹介です!
ここはただ刑務所があるという存在だけでなく、北海道開拓の歴史と深く結びついた場所なんです!
ぜひそういった背景知識や予備知識を入れて、実際に行ってみてください!
◆入口:鏡橋
こちらが入口です。
鏡橋と言われているそうで、監獄に入る人、出る人共にここしか渡る所がありません。
名前の由来は『流れる清流を鏡として、我が身を見つめ、自ら襟をただし目的の岸にわたるべし』ということからきているとか。
4回架け替えられていて、現在のものは網走刑務所の二代目鏡橋を模したものだそうです!
こちらがガイドマップです!
非常に広い構内になっています!!
この網走監獄には8棟の重要文化財と6棟の登録有形文化財があります!
当時の食事を再現した食事が体験できる監獄食堂やショップも充実しています!
網走番外地という有名な映像作品のモチーフとされたこともあり、それに関する資料や展示物もいくつか見られました!
◆シンボルの赤門
網走のシンボルで、この網走刑務所の代名詞にもなっているのがこの『赤門』です!
この赤レンガは現在は復元できない塩を用いた製法方で作られたそうで、レンガ建築の歴史を知る上でもとても重要なのだそうです。
正門の左右には部屋が設けられ、看守用の部屋と面会に来た家族用として使われていたそうです。
◆本庁舎
赤門をくぐって初めに出会うのが本庁舎です!
刑務所管理部門の主軸となる建物で、最高責任者の典獄室をはじめ、会議室、総務課、戒護課、用度課、教育課、作業課の各課に区切られていたそうです!
ここを起点にぐるっと敷地を1周していきます!
◆職員官舎
こちらは看守用の住宅で、歴の浅い若い方々が使っていたようです。
中は相当狭く、ひと家族でこの狭い部屋を使っていたことが驚きでした。
◆裏門・水門
こちらは重要文化財の裏門です!
特に歴史があるレンガの門で、大正13年からなんと70年間に亘り網走刑務所裏門として使われました!
受刑者が塀の外の作業場(農業、養豚場)に出かける時に通るのがこの門であり、いかつい正門とは違いこの門をくぐり抜けると構外に出られるという、受刑者にとっては解放感を味わえる門だったようですよ!
網走刑務所の前方には網走川が流れています!
網走駅を紹介した際に、街の発展に寄与したと言ったように、実際にこの川を利用して、網走刑務所では、生活物資を運び入れたり、農場へ肥料を運ぶ等、貴重な水路として利用していたそうです!!
次に進んだこちらは釧路地方裁判所網走支部の法廷復元棟になります。
釧路地方裁判所網走支部及び網走簡易裁判所が新庁舎建設のため、旧庁舎を取り壊す際にいくつかの施設を譲り受けたそうです。
外装は明治33年〜昭和27年まで使われたものの復元、室内の移築物は昭和27年〜平成3年まで使われたものになっていて、内外で異なる時代のものになっています!
◆醤油・味噌蔵
(公式ホームページより)
次に現れるのが醤油・味噌蔵です!
農園刑務所として自給自足を目ざしていた網走刑務所は、明治25年に30坪の味噌醤油工場を建てて味噌や醤油等の調味料を製造していたそうです。
これは重労働を強いる時代の後の農園刑務所に生まれ変わった後の建物です。
◆過酷な外での生活 休泊所
こちらは“休泊所”という仮小屋の再現物です。
受刑者が塀の外に出て、日帰りできない作業をする場合に使われた、仮小屋でここで寝泊まりしたそうです。
札幌と網走を結ぶ中央道路の開削にあたり、明治24年4月から11月までの8ヶ月間に、延べ1,000人以上の受刑者が投入され、工事の進行に伴い、次々と休泊所を建てては移動していきました。別名「動く監獄」と呼ばれていたそうです。
この枕はよく見ると繋がっていることがわかります。これで端をハンマーで叩くと全員を起こすことが出来るとして使われていたそうで、刑務所の方向性が変わり、ある種の工事や開拓の“民営化”した際のいわゆるタコ部屋はこれを参考にしたとされています。
◆耕耘(こううん)庫
こちらも醤油・味噌蔵と同じく、農園刑務所に変化してからの施設です。アメリカ近代農業を取り入れた、当時としては国内トップレベルの技術を誇っていたそうです!
ここには当時の農機具や肥料などが収められていたそうです。
中央道路の開削を中心とした展示がメインになっていて、当時の様子を映像などでリアルに感じることもできます。
現在の刑務所のモデルなどもあり、なかなか見ることが出来ない刑務所の中を知ることも出来ます。
過酷な時代の話も具体的に紹介されていて、当時の配給品なども展示されています。
さらに農園刑務所となってからもどのようなことを行ってきたのかということにも触れられていて、農具なども実際に見ることができます!
◆二見ケ岡刑務支所
こちらは目の前で野菜が育てられていることからも分かるように農園刑務所としての先導施設として作られました!
二見ヶ岡というのは、網走湖と能取湖の2つを望むことができることから取られたそうです!
中には様々なな施設が当時の面影を残したまま保存されています。
◆見落とされがちなこんなものも
質の高いレンガ制作に必要な登り窯や、、
見張り用の“高見張り”も奥の丘を上がった所に存在しています!
◆1番のポイント!舎房&中央見張り所
(公式ホームページより)
こちらの5方向に広がる長い建物が、The網走監獄というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか!?
その形から五翼放射状房とも呼ばれているそうです!
ここが中央の見張り所で5方向全てが見えるようになっています!
それぞれで若干対象が異なっていて、仕様などもそれに合わせて微妙に変わっています!
このアングルはよく見るのではないでしょうか!?
くの字型や平行四辺形の形にすることで、廊下からは見えても、反対側の別の受刑者からは見えないような工夫がなされていました!
この部屋が有名な脱獄王の白鳥由栄の部屋だったそうです。
長年の努力(?)の末に天井から脱出したことで知られています。
何度も何度も脱獄を繰り返してきましたが、看守から酷い扱いを受けていたのが原因とも言われていて、府中で理解してくれる看守にあってからは落ち着いたとも。
人間重要な局面で出会う人が、良くも悪くも人生を左右してしまうのかもしれません。
ここから最後の展示区画になります。
近代的な浴場があり、当時の様子を中に入って見ることもできます!
こちらはレンガ造りの独房です。
何度も規律違反をした人が入れられたそうで、真っ暗な中食事も減らされたそうです。
こちらは教誨堂です。
受刑者たちに対して、精神的、倫理的、宗教的な強化指導が行われていました。僧侶や牧師さんが受刑者に人の道を説き、更生へと導くように尽くした場所だそうです。
◆バスのアクセス
網走駅からバスで約10分!
途中網走刑務所前というバス停がありますが、別なので気をつけてください!
◆ホームページで10%オフのクーポンがゲットできるのでお忘れなく!
学生価格との併用も出来ました!
以上です!
北海道の開拓の歴史と結びつけて、見学してみるのもいいと思います!!
ぜひ網走に行った際は行ってみてください!
ありがとうございました!!
オホーツク流氷の街の拠点 網走駅
皆さんこんにちは!
本日はオホーツク海に面した道東北部の重要都市の拠点網走駅をご紹介します!
ぜひ食べて欲しい駅弁についてもご紹介しますよ!
こちらが網走駅の外観です!!
駅の入口は一段高いところになっていて、この赤いレンガは刑務所をイメージしているのでしょうか?
ここで目に付く特徴的なのものが、“縦書き”の網走駅という文字です!
刑務所でも知られるこの街は、出ていく方々が更生して、真人間になって真っ直ぐ進める(横道に逸れない)ようにと願いが込められていると聞きました。
様々な看板が古い中でいちばん綺麗なのが、青少年育成の街という看板です笑
これも刑務所に関係があるんでしょうか?笑
街の発展を支えてきた網走川沿いに駅はあります!
駅構内はこのようになっています!
歴史を感じられるレトロなホームになっています。
こうみると昔にタイムスリップしたようですね!
ここでオススメなのが“かにめし”という駅弁です!!
時間がある方はぜひお店で作りたてのホカホカかにめしを食べれるので寄ってみてください!
駅に併設されています!
こちらがかにめしです!
お店で食べると定食で作りたてのものを食べることができます!
カニもかなりの量入っていて大満足です!
駅の中にも売店がありますし、駅の外のロータリーにもお店がありました!
駅からほんの少しだけ北側に行くと網走川が流れています。
様々な面から地域を支えてきた重要な川で、網走の段丘地形を作ったものでもあります!
この記事で、網走監獄についてご紹介しているのでぜひそちらも見てみてください!!
今回は行けませんでしたが、流氷や能取(のとろ)湖のサンゴ草なども見所なので、網走に来た際はぜひ見てみてください!!
日本一流氷に近い駅 北浜駅【オススメ駅紹介】
本日は是非ともご紹介したい!!
とってもステキな駅をご紹介致します!
それが釧網本線の北浜駅です!!
この駅は流氷が最も近い駅として知られているほか、レトロな駅舎や入居しているオシャレな喫茶店などから、大変人気な駅になっています!!
歴史も大変古く大正13年開業と釧網本線の中でも最も歴史のある駅となっています!
見ての通り海が目の前で、シーズンには流氷が目の前までやってくるとか!
このレトロな風貌が人気の理由の一つです!
中に入るとビックリ!
名刺などが沢山貼り付けてあります!
びっしりと貼られた名刺などは、相当年季が入っているものも多く昔からこのような事が行われてきたことが分かりますね!
釧網本線は本数が少ないことで知られています。
ちなみに知床斜里から釧路の間はもっと少ないです。
この待合室から喫茶店の停車場に入ることができます!後ほど入ります!
駅ホームにはなんと展望台もあって、絶好のロケーションを高いところからも楽しむことが出来ますよ!!
外から見るとこのような雰囲気です!
国道244線に接しているので、車でのアクセスもとてもいいです!
それでは喫茶店に入ってみましょう!
内装はこのような感じで、とっても雰囲気がいい喫茶店です。
名前は停車場というそう。
海やホームも見えて、居心地がとても良かったです。
アイスクリームとアイスコーヒーを頂きました。
この駅は昔有人駅だったのですが、釧網本線自体利用者がそこまで多くはなく、昭和59年に無人化が決定されました。
ところが、その頃北浜駅はオホーツク海が一望にできる素晴らしいロケーションと、当時の駅長さんの発案による「貝殻通行証」が話題を呼び、旅人やライダーがひっきりなしに訪れる、ちょっとした観光名所になっていました。
地域の中心として地元の方々からも惜しまれる中、地元の料理人の方が、駅舎を譲り受けるというアイデアが提案されました。!
前例のない非常に困難とされたアイデアでしたが、国鉄や網走市としても、地域の活性化に繋げたいということで、様々な問題を徐々にクリアしながら実現に向かっていきました!
昭和61年に現在の形でスタートを切る事が出来ました!
モータリゼーションが進み、釧網本線の利用者が減った今でも、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットになっています!!
北海道の北東部、アクセスが難しいエリアなのですが多くの人々を引きつけるこの素晴らしい駅。
ぜひとも訪れてみてはいかがでしょうか!?
ありがとうございました!!
日本最東端の地 納沙布岬
皆さんこんにちは!
前に日本最北端として宗谷岬をご紹介しましたが、今回は同じく北海道にあります
日本最東端の地 納沙布岬
のご紹介です!!
日本で1番東にある、つまりは日本で一番早く朝日を見ることができる場所でもあり、初日の出を早くみたい人で元日は賑わいます!
さらに運がいいとラッコやクジラも見えるそうです!
北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒に位置する本土最東端の岬でアイヌ語の「ノッ・サム」(岬の傍ら)に由来しています。
写真を見てわかるように霧が濃いエリアで、航海の難所として知られていました!
多くの貨物船が航行していたために、明治政府によって北海道で1番初めに灯台が作られた場所でもあります!
根室駅からはバスでアクセス出来ます!
所要時間はバスでおよそ45分です。
流氷をイメージした電話ボックスが駐車場の入口にありました。
行った日は大変霧が濃く先があまり見えませんでした笑
このエリアには記念館や売店、レストランやモニュメントなど多くの施設が集まっています!
霧の中に見える門のようなオブジェクトは『四島(しま)のかけ橋』というそうで、北方領土の日本帰還を祈ってつくられたそうです。
間近で見るとかなり大きく圧倒されました。
火を炊いているのは返還の日まで火を灯し続けるということだそうです。
納沙布岬を始め、根室市街地でも多くの北方領土に関するスローガンや記念碑等を目にしました。
ここから海沿いには数多くの団体の北方領土に関するオブジェクトやモニュメントが置いてあります。
こちらは全国からご当地の石が贈って貰って作った、島が帰るための道だということです。
他にもこのようにズラっと北方領土に関するオブジェクトが並んでいます。
この奥に納沙布岬と書かれた看板があるのですが、ここにも北方領土に関してのイラストが描かれています。
ここがひとつの撮影スポットになるのですが、ここで満足して売店に行ってはいけません!笑
結構分かりづらいのですが、もっと東端に近づくことが出来るんです!
この先にうっすらと見えているエリアが東端になります!
その道中にも北方領土に関するオブジェクトがありました。
先程いたのが岩の先の辺りになります。
ここから細い道路を歩いて進んでいきます!
岬の方へ進んできました!
恐らくですが、カエルと還る(北方領土返還)をかけてこのような状態になっているのでしょう。
こちらが北海道最初に作られた洋式の灯台になります!
ここまで来れば満足しても大丈夫です笑
実際に霧が濃かったことも影響したのか、灯台のある岬まで行っていたのはバスに乗っていた人達の半分くらいでした!
ちなみにこの灯台の裏側にはバードウォッチングが楽しめる小屋もあります!
中はこのようになっていて、窓を開けて外を見ることができます!
これが最東端側の景色です!
日本の東の先っぽはこのような風景なんですよ!
キリが濃くて視界が悪かったので、天気がいい時にも見てみたいです笑
ちなみに岬に行く途中の元祖さんま丼のお店では到達証明書を買うこともできます!
売店などがあるエリアに戻ってきました!
残り時間で施設を回っていきます!
こちらは北方領土資料館です。
施設の写真を撮り忘れましたが、北方館・望郷の家という施設もありこちらも北方領土関連になります!
最後に、千島の砦オーロラタワーに向かいました!
高さは96メートル、北方領土や根室半島などを望むことができます!
このタワーは昭和62年竣工だそうで、景色が悪い時は半額にして、次回来た際にも半額で登れるらしいです。
行った時は、遠目に見た限りはやっている雰囲気がありませんでした笑
◆アクセス
車 根室駅から約25分
バス 根室駅から約45分
駅からは乗り換えなしアクセスできる納沙布岬行きのバスが出ています!
駅前の観光案内所にバス停も付随しています!
この観光案内所では2つの最東端関連の証明書を貰えるので要チェックです!!!
このような景色が広がり、ウィンドファームもありました
市街地でもこのように北方領土に関するスローガンなどを多く見かけました。
どうでしたでしょうか!
ぜひ、日本最東端として一度は訪れてみてください!!
北方領土についてよく考える良い機会にもなるでしょう!!
ありがとうございました!!