あと10年で消滅!?山手線で唯一の踏切!【都内のおもしろスポット】第二中里踏切
日本で最も有名な鉄道路線といっても過言ではないJR山手線。
東京都心を環状に走り、非常に多くの人に利用される路線です。
そんな山手線には2020年現在、たった一つだけ踏切が存在しているんです!
気にしたことがない方も多いかもしれませんが、よく考えると山手線の踏切を見たことがない方も多いでしょう!
本日はその踏切、『第二中里踏切』をご紹介いたします!
※様々な定義がある山手線ですが、今回は一般的に用いられている環状1周の路線を山手線として話します。
【第二中里踏切の場所】
その踏切は東京都の北区にあります!
山手線の中では地味な区間とされる北側、駒込駅と田端駅の間です!
ちょうど線路の向きが大きく変わる区間で、並走する路線も大きく変化する区間になります。
ここで貨物線(湘南新宿ライン系統)は山手線の下をくぐって北側へ、山手線は南側へ進みます。
【なぜ唯一の踏切なのか】
そもそも山手線の本数はとてもとても多いので、それだけ踏切がたくさん閉まります。それはすなわち交通を阻害することになります。その為に元々あまり踏切は多くありません。
この第二中里踏切も新聞記事にて以下のように触れられています。
周囲には、保育園や学校も多く、人も車も往来は激しい。ピーク時には遮断時間が1時間あたり40分以上にもなり、「開かずの踏切」とも呼ばれている。(読売新聞オンラインより)
そのため、多くの踏切は早い段階から立体化などによる踏切解消が行われてきました。
その流れの中で、様々な理由で唯一生き残ったのがこの踏切なんです!
【唯一の踏切もついに無くなってしまう!?】
そんな愛される第二中里踏切もついに廃止されることが決まったということでニュースになりました!
東京都が踏切近くに新たに道路を造り、山手線をまたぐ陸橋ができることになったそうです。
それに伴って北区とJR東日本が陸橋が完成した後に踏切を廃止することで合意したとプレスがありました!
様々な関連工事と共に進める予定で、あと10年ほどは見ることが出来るそうです!
ただ、今のうちから唯一の踏切を楽しんでおいて損は無いでしょう!!
是非皆さんもなくなる前に、珍スポットとなったこの第二中里踏切を訪れてみてください!!
【おまけ:この踏切の周辺】
この踏切の北側にはゴルフボールのオブジェがあって、一種の名物になっています(笑)
ある意味この踏切によるパブリシティによる宣伝効果も大きい(むしろそれを狙っている)のではないでしょうか?(笑)
もう1つ踏切の北側すぐには、円勝寺というお寺があっていちょう並木が綺麗でした!
ぜひこの2つも訪れた際には気にかけてみてください!
ありがとうございました!!