未だに現役の渡し舟 玄武洞【オススメ観光地8】
みなさんこんにちは!
今日は城崎温泉からわずか一駅の玄武洞という景勝地をご紹介します!
なんとここ、未だに渡し舟が現役で、実際に乗ることが出来るんです!!
最寄り駅の玄武洞駅の対岸には、火山活動が作り出した美しい自然の造形を楽しめる玄武洞があります!
なぜ渡し舟があるかというと、この数百メートルの超近距離なのに、川を渡る橋が近くに全くないからなんです!
なので、なんと徒歩1時間笑
そのため、鉄路でやってくる人向けに渡し舟が使われているんです!
現代になってもこのように船頭さんが渡し舟をして下さる所はなかなか無いです!!
このように小さなボートで対岸に渡ります!
ちなみに電話で予約しておかないと来てくれません!
そこから道路を渡ると、直ぐにこの迫力ある崖が見えてきます!
こちらが玄武洞です!!
柱状節理の形が亀の甲羅の模様に似ている事から、架空の生き物である玄武から名前をとって玄武洞と付けられました。
ちなみに玄武岩という有名な岩石の名前はの名前はこの玄武洞公園が由来です!
玄武洞公園は約160万年前に噴火した火山の溶岩流の痕跡だと考えられています。河川が周りの土砂などを洗い流して玄武岩が地表に現れ、現在のような姿となり見ることができるそうです!
柱状節理は、火山が噴火した時に流れ出る溶岩流が冷えて固まり、その際に体積が小さくなる事で割れ目ができた形状の岩です。
玄武洞と言うくらいなんだから、もちろん洞窟なんですが、これは天然の洞窟ではなく、この石が生活に利用しやすいという事で切り出された洞窟なんです!!
重くて丈夫な玄武岩は、庶民の生活やライフラインを支える重要な役割を果たしてきました!ヒビに沿って切り落とし、石垣の材料として使われたり、漬物石として利用されました!!
現在でも城崎の街中で、玄武岩を用いて造られた石垣や石畳を見ることができるそうです!!
ここでは面白い現象が起きるんです!
玄武洞の岩の力によって磁場が狂うことで、方位磁石がランダムな方向を指すそうですよ!
ちなみに「玄武洞公園」は5つの見どころの総称になっています!
大きな2つの柱状節理が玄武洞と青龍洞、更には小規模の白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞があります!
まずは、公園の名前にもなっている、入ってすぐに目に入る
玄武洞です!
大きさは5洞の中で最大で、中心下部に巨大な採石跡があるのが特徴になっています!
場所によって、縦、横、ななめに柱のような規則正しい割れ目(柱状節理)が広がっています。また、両サイドの石垣の上を見ると、岩肌の断面が自然界で一番バランスの良い六角形になっており、そのため隙間なく柱状節理が積み上がっています!
蜂の巣などにも見られる自然界で安定な多角形として知られますね!
空洞部分を支えている太い柱に関しては、以前は何本もあり、中が坑道となっていたそうですが、1925年に発生した北丹大震災により崩壊してしまったそう。エリア内に地震前の写真が展示されている箇所がありますので、現在の姿と見比べてみてください。
次に高さ33メートルと玄武洞公園内で2番目に大きい青龍洞です!
約15メートルの縦に長い柱状節理や、世界的にも珍しい曲線型の柱状節理を見ることができ、5つの洞の中でも一番美しいと言われています。
青龍洞という名前の由来については、左側の盛り上がった部分が、龍が昇っていくさまに見えることからこう名付けられたそう。また洞の前には池があり、そこの水が鏡のように青龍洞表面の柱状節理を映し出している画も圧巻です。日当たりにもよりますが、くっきりと反射した岩肌を確認することができます。
水鏡という美しい景色を楽しめます!!
青龍も玄武と同じ架空の動物です!
ちなみに玄武洞ミュージアムはこんなオシャレな作りになっていて、お土産屋さんやレストランがあるだけでなく、石の博物館として様々な貴重な石が展示されています!
レストラン&カフェ、菓子工房、但馬のお土産&ミュージアムショップ、各種体験コーナーを併設しています。
ミュージアムでは世界から集められた宝石・奇石・化石・鉱物…ここでしか見られない貴石など展示が充実!
見て触って驚きながら学べる”石”の不思議な世界や、豊岡の地場産業「豊岡杞柳細工」を紹介しています。
・アクセス
・JR豊岡駅からタクシー利用(片道約7分)
・JR城崎温泉駅からタクシー利用(片道約5分)
・JR城崎温泉駅からレンタサイクル利用(片道約15分)
「玄武洞ミュージアム」行き渡し船(片道300円)
※ 要予約(玄武洞ミュージアム 0796-23-3821)
ありがとうございました!!
県外移動も解禁されたので、せっかくの遠出でぜひ歴史ある北近畿エリアに行ってみてください!!